逆紹介の推進について

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『かかりつけ医』と『病院』

近年、医療現場は多様化しており、各医療機関の特性や機能を明確化し、地域の医療機関との連携・機能分化を促すことが重視されています。殊に、新潟県のように医療従事者の少ない地域で、効率的に良質な医療を提供するため、そうしたことはより一層重要だと思われます。具体的には、普段の『かかりつけ医』機能を担う診療所と、救急患者さんや高額医療機器を用いた検査や治療・手術などを行う『病院』の機能を分けることが大切と考えられます。

『かかりつけ医』への逆紹介

当院は、2021年4月に地域医療支援病院に認定されました。これからは、診療所の先生方など医療機関のみならず、介護・福祉に携わる多くの機関と連携を深め、今まで以上に中越地域での急性期医療の継続に力を入れていくことにいたしました。救急患者さんの受け入れ・高額医療機器を用いた検査・手術を中心とした入院医療に力を入れていきます。

そのため、病状が落ち着いている患者さんには地域の医療機関へ逆紹介させて頂くことにいたしました。近所にあって、日頃の健康状態を知っていて、気軽に何でも相談できる『かかりつけ医』を持つことで、いつでも体調などに関して気軽に相談できるので、医療面で早めの対策がとれますし、必要な時はいつでも病院へ紹介してもらうことができます。そして病院で治療を終え症状が落ち着いたら、その後の継続した観察を地域の『かかりつけ医』に逆紹介してお任せします。

地域全体の医療・介護・福祉をより有効に結びつけ、中越地域の人々の健康を持続的に維持するために『連携』をキーワードとして、努力していきます。どうかご理解とご協力をお願いします。

病院長 富所 隆

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